Top>News>【AgLab Monthly No.28】OKINAWA NIGHT開催レポート/JAアクセラ第6期レグミン/あぐラボチャンネル最新動画の紹介
【AgLab Monthly No.28】OKINAWA NIGHT開催レポート/JAアクセラ第6期レグミン/あぐラボチャンネル最新動画の紹介
JAグループのイノベーションラボ AgVenutre Lab(以下あぐラボ)が、あぐラボの活動や社会課題の解決に取り組むスタートアップ企業(急成長を目指す新ビジネス企業)をご紹介します。
OKINAWA NIGHT開催レポート
あぐラボは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と共催で、8月9日(金)に東京・大手町のあぐラボにて「OKINAWA Night(おきなわナイト)」を開催しました。このイベントは「地域から始まるイノベーション」をテーマに、地域で活躍するスタートアップ経営者たちが集まりました。
開会の挨拶であぐラボ代表の荻野は、OISTについて「イノベーションによる社会課題解決という共通の目標を持ち、強いシンパシーと有意義な時間を共有できる存在」と述べ、地域発のイノベーションが社会全体に及ぼす影響について熱く語りました。
OISTのイノベーション部門を担当する長嶺安奈シニアマネジャーは、2022年にあぐラボと覚書を交わし、スタートアップ支援で連携してきた経緯を紹介しました。さらに、OISTが2025年春にイノベーションのための新施設を2棟オープンする計画を発表し、地域のスタートアップにさらなる支援を提供する意向を示しました。
インド発のスタートアップで、JAアクセラレーター第3期採択企業であるEF Polymer(イーエフポリマー)の吉川弘志取締役CFOは、同社が開発した吸水性ポリマーについてプレゼンテーションを行いました。このポリマーは深刻な干ばつ被害を克服するために開発され、沖縄県多良間町でのサトウキビの干ばつ対策やウクライナの農家支援など、国境を越えた地域貢献の実例を紹介しました。吉川氏は、「一緒に世の中を変えていこうと考える会社と連携し、米国など海外へも広く進出したい」と語りました。
WAKU(ワク)は、JAアクセラレーター第6期に採択されたばかりのスタートアップで、植物の成長を促すグルタチオン肥料の開発・普及を手掛けており、社員は岡山に移住して「地域から始まるイノベーション」を体現しています。片野田大輝取締役COOは、「まずはプロダクトの完成が最優先」としつつ、農業以外の分野にも使途を開拓したいという抱負を述べました。
2社のプレゼンテーションの後、荻野を交えたトークセッションが行われ、地域での活動のやりがいや難しさ、人材採用の困難さ、今後の戦略について議論が交わされました。最後にプレゼンターと参加者が自由に情報交換するネットワーキングが行われ、にぎやかで有意義なフィナーレを迎えました。
このイベントは、地域発のイノベーションが持つ力と、それを支える人々の熱意を強調し、参加者にとって有意義な学びと交流の場となりました!
今回ご紹介したOKINAWA NIGHTについて、noteでも掲載しておりますので、ぜひご覧ください!
JAアクセラレーター第6期採択企業 株式会社レグミン
ロボットを活用し農業の効率化をはかる!レグミンついて
株式会社レグミンは、農業の現場で役立つ先進的な技術と効率的な解決策を提供する企業です。埼玉県深谷市に本社を構え、2018年に設立されました。
特に「ネギ」に特化した、自律走行型の農薬散布ロボットや調製装置の開発に力を入れています。
自立走行型農薬散布ロボット
こちらのロボットは、特許を取得しており、高精度な自律走行を実現します。
効率的に農薬を散布することで、農業者の作業負担を大幅に軽減することが期待されています。
ネギ調製装置を新たに開発
レグミンは、「ネギの調製作業」にかかる工数の多さや難易度に着目し、ネギの調製装置を新たに開発しました。この装置は画像解析技術を用いて、根の位置を推定し、切断位置を自動調整しながら根と葉を切断します。
この装置を使うことで、ネギの出荷までの全工程の約70%を占める根切り作業が自動化され、作業効率が大幅に向上します。また、B品の発生やロスを減少させる効果もあります。農業労働力が不足している地域でも安定した生産活動を可能とし、農業の持続可能性を向上させることを目指しています。
JAアクセラレーターでの取り組み
全国各地で栽培されている様々なネギの調査
現在は埼玉県深谷市の深谷ネギのみを対象とした基礎研究を進めている状況ですが、将来的には全国のネギについて太さや色などの特徴をデータ化し、製品化を目指しています。
全国各地でのネギ選果場の調査
ネギの品種や作業内容の違いを調査し、ネギ調製装置の開発に必要な要件を洗い出しています。また、地域ごとの出荷方法や選別企画についても調査を進めています。
レグミンの製品や代行サービスにご関心のある方は、あぐラボまでお問い合わせください!
代表取締役 成勢卓裕 氏
慶應義塾⼤学理⼯学部卒業、機械⼯学科専攻。
卒業後、⽇本アイ・ビー・エム株式会社にて主に中堅製造業のコンサルティング事業に従事し、会計・サプライチェーン領域での業務改⾰、及びバックエンド(ERP)システム開発・設計を担当。
株式会社レグミン Webサイト:https://legmin.co.jp/
YouTubeあぐラボチャンネル 最新動画の紹介
JAアクセラレーター第6期採択企業9社のインタビュー動画を公開しました!
あぐラボの荻野が9社の代表者にインタビューを行い、事業の詳細についてじっくりとお話を伺いました。各社の代表者の人となりやJAアクセラレータープログラムへの想いが伝わる動画となっていますので、ぜひ、ご覧ください!
9/30開催、第2回アグリテック交流会 – TOYOHASHI AGRI MEETUP-
あぐラボが事務局を務める愛知県豊橋市の「TOYOHASHI AGRI MEETUP(豊橋アグリミートアップ)」。令和6年度第2回アグリテック交流会は、豊橋技術科学大学で開催いたします!
イベント概要
日時:2024年9月30日(月)16:00~18:00頃
場所:豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市天伯町雲雀ケ丘1-1)
※オンライン配信あり
https://www.tut.ac.jp/about/overview/access.html
登壇企業(予定):
- 株式会社FieldWorks
- 株式会社Perma Future
- 株式会社カルテック
- 株式会社WAKU
お申込みはこちらから
https://deloitte.zoom.us/webinar/register/WN_DnAyu3WZQ8WvsQMXuhrCtQ#/registration
農業領域における最先端の技術やビジネスモデルにご関心のある方、ぜひご参加ください!皆様のお申込みお待ちしております。
詳細はこちらの下記ウェブページでも公開しております。
https://toyohashi-agri-meetup.jp/meetup
『AgLab Monthly』定期配信希望者募集!!
毎月配信している、『AgLab Monthly』の定期配信をご希望される方に向け、毎月発刊後にお知らせするメールを送付させていただきます。
定期配信をご希望の方は、以下の入力フォームに必要情報をご記入のうえ、お申込みください。
<前号
【AgLab Monthly No.27】JAサイネージ導入先拡大中!/JAアクセラ第6期 Perma Future/大学連携で起業家マインドを盛り上げる!
>次号
Coming soon