Top>News>【AgLab Monthly No.45】2026トップインタビュー ~あぐラボの荻野浩輝代表理事理事長に聞く
【AgLab Monthly No.45】2026トップインタビュー ~あぐラボの荻野浩輝代表理事理事長に聞く
JAグループのイノベーションラボ AgVenutre Lab(以下あぐラボ)から、あぐラボの活動についてご紹介します。

あぐラボは開設から7回目の新年を迎えました。昨年にはどんな実績を挙げたのか、そして今年はなにを目指すのか。荻野浩輝代表理事理事長に、2026年の年頭所感を聞きました。
――いきなり話題はそれますが、理事長はリンゴを片手に写真撮影されることが多いですね。
このリンゴには意味があります。背景となっているのは、『ニュートンの木』と名付けたオブジェ。そうです。このリンゴは、アイザック・ニュートンが万有引力を発見するきっかけとなったリンゴになぞらえています。新たな発想、アイデアを生み出す象徴なのです。

――理事長は昨年、①現場との連携、②大学との連携、そして③グローバル展開を、年間目標として掲げました。1年を振り返って、手ごたえはいかがでしょうか?
現場、すなわちフィールドでの活動に力を入れる、という目標については、かなりの成果を挙げることができたと考えています。あぐラボは全国に活動の場を広げ、各地のJA組織と連携できました。
大学との連携についても、たとえば学生を対象に起業アイデアを募集する『JUMP』には200件近い応募がありました。スタートアップと大企業・団体などを結んで新たなビジネスを生み出す東京都の事業『TIBカタパルト』にも、多くの大学が参加しています。これまでの地道な活動が実を結び、学生たちの起業意欲が年々高まってきている手ごたえを感じています。
-1-1.png)
グローバル展開についても、着実な実績を残しました。昨年3月にはサンフランシスコ領事館の主催で開催されたイベントに協賛。中国での大規模なアグテック見本市、国連機関FAOがイタリアで開催したフォーラムにも、あぐラボはスタートアップ企業を同行して参加。世界にアピールすることができました。

――2025年は実り多い年になりましたね。では、2026年には、どのような課題に取り組んでいきますか?
すそ野が広がっているとはお話ししましたが、正直言えば、日本のスタートアップの数は世界水準に比べて足りないと感じています。あとに続くスタートアップを増やすには、見本となる圧倒的な成功事例を生み出すことが大切です。私は多くの研究者と接する機会があるのですが、彼らは豊富な知財を持っています。論文に落とし込むだけではなく、こうした貴重な知財、ディープテックを、研究者たちが広く世に打ち出す支援をしたい。それが、大きな成功事例を生み出すきっかけになる、と考えています。
――最後に、読者の皆さまへの新年メッセージをお願いします。
あぐラボは、日本の農業、食を取り巻く多くの課題の解決を目指しています。意欲ある起業家とともに社会的課題を解決するうえで、皆さまのご協力は欠かせません。2026年も力を合わせて、山積する課題に立ち向かいましょう。




